【リベンジ退職】理不尽に晒された氷河期労働者の結論。資産1億を盾に「2年後のリベンジ退職」へ牙を研げ!

「リベンジ退職」「理不尽に晒された氷河期労働者の結論。資産1億を盾に2年後のリベンジ退職へ牙を研げ」という赤と金の文字が大きく配置された、崩れ落ちるブラック企業を背景に自信に満ちた笑顔を見せるツインテールの女性会社員と頭を抱えて逃げ惑う男性社員たちが描かれたブログのアイキャッチ画像 ❄️ 氷河期世代

「夢の職場(言葉通り)」

夢の職場(言葉通り) 1コマ目
夢の職場(言葉通り) 2コマ目
夢の職場(言葉通り) 3コマ目
夢の職場(言葉通り) 4コマ目

連載第1回、第2回を通して、就職氷河期世代の「普通に暮らせているマジョリティ(多数派)」の現実と、その裏で人生を買い叩かれてきた非正規・正規雇用の壮れたサバイバルの実態をお話ししてきました。

「お前の代わりはいくらでもいる」と人を消耗品扱いし続けた企業が、今や「深刻な人手不足」と「新卒初任給30万バブル」という特大のブーメランを食らっているのは、歴史の必然とも言えます。

しかし、ここで世間の評論家たちがよく口にする、あの忌々しい言葉に話を戻さなければなりません。
「なぜ、当時の過酷な環境の中で、努力やリスキリングをしてキャリアを変えようとしなかったのか?」

最終回となる今回は、この浅はかな精神論に対する明確な「解答」と、会社に人生の主導権を渡さないための、当事者としての本当の「答え合わせ(リベンジ戦略)」をお届けします。

1. 「なぜ勉強しなかったのか」という外野の暴論を、改めて論破する

氷河期世代の自己責任論で一番耳に入るフレーズは「就職氷河期は長期間続いてたのだから、その間にリスキリングして社会に求められる人材になろうとしなかった人間は氷河期世代とか関係なく無能なんだから低水準の生活になるのは当たり前」といったような話を聞きます。

これに関してはまず、声を大にして言いたい。月300時間以上働き、時給532.5円で、逆らえば「出る杭」として徹底的に叩かれるあの異常空間のなかで、一体いつ、どこで、どうやって教科書を開いてリスキリングをしろと言うのでしょうか?

当時はインターネットの口コミサイトも未発達で、社外の世界を知る手段が完全に遮断された「情報の壁」が存在していました。周囲を見渡しても、みんな同じように泥をすすって働いている。「会社に尽くすこと、耐えることこそが正社員の責任だ」という同調圧力の洗脳。この環境で、会社の現況を無視して定時に帰り、資格の勉強ができる人間なんて、当時は物理的に存在し得ませんでした。

個人のサボりでも努力不足でもありません。「勉強させない、外の世界を見せない」という、逃げ場のない構造がそこにあったのです。

補足:これを読んで「そんな環境の職場にいるからダメなんだよ!」と思った方はぜひこの氷河期実態シリーズの他2作をご覧いただければ嬉しいです。

2. 勝ち残った頭のおかしい上司に、正論は100%通用しない

「それなら、ルールや法律を盾に会社と戦えばよかったじゃないか」と言う人もいるでしょう。ですが、現場を経験した立場から言わせれば、それも机上の空論です。

なぜなら、氷河期を勝ち抜いて上にいった上司たちというのは、かつての「バブルマン」たちが残した負の遺産(理不尽な精神論や過酷なノルマ)を、持ち前のタフさでうまくこなして生き残ってきた猛者だからです。彼らは自分たちの過酷な成功体験に狂信的な自信を持っています。

そのため、彼らは会社のルールや労働法、さらには過去のトラウマすらも、自分の都合の良いように脳内で改変します。「俺たちの若い頃はもっと酷かった」「これくらいやって当然だ」と、自分がやられた地獄をそのまま下の世代にスライドして実行する。そんな人間に、現代の正しいルールをぶつけたところで、100%通用しません。ルールそのものを改変されて終わりです。

3. 転職活動すら無理。動かないのではなく「動けない」読者へのリアルな解答

よくあるブログでは、ここで「だから今すぐ転職サイトに登録して、アドバイザーと面談してキャリアを変えよう!」とキレイに締めくくられます。しかし、私はそんな寝言は言いません。

そんな時間も気力もない。ただでさえ毎日の業務で疲れ果てているのに、いまさら職務経歴書をリライトして、見知らぬエージェントと面談して、何社も面接を受けるタスクなんて、重すぎてやる気が起きないのがリアルです。そう、大多数の人間は忙しすぎるし、「動いてもどうせ好転しない」という過去の傷があるから動けないのです。それが普通です。

だからこそ、私は「無理に動いて人生を変えろ」とは言いません。私たちが今とるべき、最も泥臭く、かつ最も現実的なキャリア防衛策は、**会社を「都合よく使い倒す」というリベンジ戦略**です。

📊 表4:会社に洗脳されないための「現実的なリベンジ戦略」

世間のキレイゴト(寝言) 現場を知る当事者の「リベンジ戦略」
「今すぐ転職活動を始めてキャリアを変えよう」 忙しいなら今の会社にしがみついて良い。 ただし、心(マインド)だけは会社から100%切り離せ。
「意識を変えて、会社の不条理と戦おう」 会社のために頑張るのをやめる。 最低限の義務を果たし、もらえる給料は資産形成の「ただの補填」として割り切れ。
「リスキリングして会社に認められよう」 目標とする「期限」を決めろ。 牙を研ぎ、社外の副収入やブログを1ミリずつ育てて「リベンジ退職」を狙え。

私自身、会社のために自分を極限まで犠牲にして子会社の最年少管理職を務めましたが、本社都合で理不尽な降格を味わいました。給料も下がり、本当に悔しかった。横並びの連中は上になり、もう今の会社で手が届く可能性はゼロに近いでしょう。でも、もう若い頃のようには頑張りません。これ以上、会社の都合よく扱われるのはごめんです。

幸い、私には1億の資産(純資産7,000万)があり、不動産収入や配当所得もあります。それでも将来の不安から給与に依存してしまうのが人間のリアルです。だからこそ、私はターゲット(期限)を決めました。「NISAの満額1,800万に到達するまでのあと2年」です。

それまでは最低限の仕事をこなし、会社から給料を都合よく吸い上げながら、裏でブログなどの副収入の柱を育てる。そして50歳を前にして、会社なんて生きるために必要じゃないという道を自ら体現し、「リベンジ退職」を決めてやる。これが今の私の原動力です。

🎯 結論:勝ち続けることが幸せなのか?負けた私だからわかったこと

会社という組織にいると、人間関係は必ず変わります。いつかあなたの同僚が上司になるかもしれない。その同僚とは、最初は「同じ苦しみ」を理由に仲良くできるかもしれない。しかし、その同僚も、あなたも、守るものが変われば必ずすれ違いがでてくる。それが会社の本質です。

あなたが会社というシステムの中で永遠に勝ち続けられるなら、会社は素晴らしい場所だと思います。ただ、勝ち続けることだけが本当に幸せなのでしょうか?

これは敗者のたわごとなのかもしれません。しかし、理不尽な降格を味わい、一度負けた私だからこそ、一歩引いて分かったことがあります。
それは、「自分の人生の手綱を、会社という理不尽な他人に握らせたままにしてはいけない」ということです。

動けないなら、動かなくていい。ただ、心の中で静かに期限を決め、会社を都合よく使い倒して、次の人生の準備を1ミリでも進めること。意識を変えるか、地獄のまま現状維持か。選ぶのは会社ではなく、あなた自身です。

50歳を前にして、会社に依存しない自由な生き方を体現してみせる。その私のリベンジの軌跡が、同じように不条理な現実に耐えている同世代の、そして会社組織の闇に直面している若い世代の、人生の手綱を取り戻す小さなきっかけになれば幸いです。

(氷河期実録完結)

【3話構成】理不尽に晒された氷河期労働者のサバイバル記録個人の努力を無効化する社会構造の絶望から、企業の人材軽視、そして会社を都合よく使い倒して人生の手綱を取り戻す「リベンジ戦略」まで。当事者であり元採用管理職の視点から、綺麗事抜きのリアルを語り尽くします。未読の回がある方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください

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