
こんにちは。氷です。
今回は筆者の主観に基づく、新NISAで長期保有(10年以上)のポートフォリオ設計メモを公開しますね。最初に理想像を提示し、その後に現状(2025年7月時点)の配分と、そう考える理由を述べていきます。 資産形成初期の人は成長のご参考になると思うので是非ご覧ください。
理想のポートフォリオ(新NISA方針)
- 国比率:日本50% vs アメリカ50%(※利便性を加味しオルカンは「アメリカ」に分類)
- 所有比率:個別株50% vs 投資信託50%
- 日本個別の中身:日本個別株90%/J-REIT等10%
- 米国枠の中身:米国個別50%/米国ETF50%
- 金・暗号資産:総資産の5%程度まで(保険枠)
- 現金(生活防衛資金):200万円を確保し、投資判断と分離
設計の意図(要点)
- 「国×商品×手法」を交差させて分散:国(日本・米国)、商品(個別・ETF・投信・J-REIT)、資産種(株式・不動産・金/暗号)で偏りを抑える。
- 成長性と安定性の噛み合わせ:米国の成長を取り込みつつ、日本円建ての生活費リスクをヘッジ。
- 実務で触れる情報優位は個別株で、土台の再現性はインデックス投信で担保。
現状のポートフォリオ(2025年7月時点・ざっくり)
以下は筆者の実情(概算)。理想と現実のギャップを可視化して、今後のリバランス方針を明確にする。
区分 | 金額 | 構成比 |
---|---|---|
現金 | 1,050万円 | 34.5% |
金・暗号資産 | 15万円 | 0.5% |
日本個別株 | 900万円 | 29.5% |
米国個別株 | 300万円 | 9.9% |
投資信託(オルカン・S&P500等) | 780万円 | 25.6% |
合計 | 3,045万円 | 100% |
ギャップと方針
- 日本比率が高め→米国ETFと米国個別の積み増しで日本50:米国50に近づける。
- 投資信託の比率は順調→積立を継続し、個別:投信=50:50を維持。
- 金・暗号は総資産5%内で段階的に増やす(価格変動が大きいため一括は避ける)。
- 生活防衛資金は現金200万円に圧縮する計画。超過分はマーケットに移す。
なぜ日本とアメリカを分けるのか
- 為替リスクの分散:円安局面ではドル資産が助け、円高局面では円資産が精神安定剤になる。
- 市場構造の違い:米国はイノベーション主導、日本はディフェンシブな強み。半々で相互補完。
- 生活通貨は円:将来の取り崩しを考えると、円建て資産を一定量キープしておく意味がある。
日本ETFの配分を抑える理由
日本の代表的指数(例:日経平均、TOPIX)は銘柄や業種への偏りが残りやすい。分散を狙ってETFを買っても、実は思ったほど分散になっていないことがある。筆者は日本枠は個別株中心+J-REITを少量で組み、米国枠はETF+個別のハイブリッドで広く分散させる方針だ。
金・暗号資産の位置づけ
- 役割は保険:株式が不調の時に相関が下がりやすい資産を少量持つ。
- 上限は総資産5%:値動きが大きいため“効かせる”より“効かせ過ぎない”。
- NISA外でもOK:保有場所は問わず、全体最適で管理。
まとめ
新NISAでは長期・分散・積立が王道。筆者の理想は「日本50:米国50」「個別50:投信50」、金・暗号は“守りのスパイス”として5%以内。現状は日本偏重だが、時間をかけて理想にリバランスしていく。
👉 次回:具体的な所有銘柄と選定基準(予定)
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